Chat GPTにプロモーション業務を肩代わりさせましょう!
Chat GPTに何をさせればいい?有効なプロンプト(指示)の書き方は?
基本的に、Chat GPTは正解ではなく、アドバイスやアイデアを求めるのに向いています。またChat GPTは有能な秘書のようなものであり、繰り返し行われるタスクや時間を肩代わりさせることで、皆さんはより高度な思考や創造的なタスクに集中することができます。これにより、個々の作業効率だけでなく、組織全体の生産性向上も期待できるのです。
今回のコラムは、Chat GPT4をベースに、Chat GPTのプロモーションへの活用方法を説明させていただきます。参考までに申し上げますと、マイクロソフトのAIアシスタント「Copilot」には、Chat GPT4が実装されていますので、Chat GPT4への登録なしで、その機能を活用することができます(一部機能制限あり)。
プロンプト(指示)の書き方のコツ
Chat GPT活用の成否は、プロンプト(指示)のクオリティに左右されます。プロンプトは、指示と要件で構成されます。例えば、以下のように入力します。
ここでのポイントは2つ。1つ目は、Chat GPTが理解しやすいように、指示の前に#を、要件の前に##入れること(入れなくても回答は得られます)。2つ目は、Chat GPTに役割を与え、その立場で考え回答させることです。満足できる回答が得られなければ、修正指示を出したり、「正確な回答を導き出すために、どのような情報が不足していますか?」とChat GPTに質問をすることもテクニックの一つです。
Chat GPTをプロモーションツールとして使いましょう
では実際に、プロモーションツールとしてどんな活用方法があるか説明します。ここで網羅的な説明はできませんので、代表的なものをあげさせていただきます。
①マーケティングコンテンツの生成:ブログ記事のアイデア出し・SNS投稿・ニュースレターなどのコンテンツを自動生成し、定期的な更新を効率化できます。
②市場調査とトレンド分析:市場の動向や消費者のトレンドを分析し、プロモーション戦略の立案に役立てることができます。
③ウェブサイトの分析:ウェブサイトのコンテンツ評価・ SEO(検索エンジン最適化)に関する基本的なヒント・デザインやユーザーエクスペリエンス(UX)の改善点提案・競合分析・キーワード分析などが可能です。
④広告・キャッチコピーの作成:市場調査やトレンド分析などをもとに、広告・キャッチコピーを生成することが可能です。
⑤製品説明やFAQの自動生成:新製品の説明文やよくある質問(FAQ)を自動生成し、ウェブサイトやプロモーション資料に活用することができます。
⑥バーチャルアシスタントとしての活用:Chat GPTをカスタマイズして(GPTs)、バーチャルアシスタント(チャットボット等)を作成し、オンラインストアやサービスサイトでの購入ガイドや相談窓口として活用することが可能です。
Chat GPTの便利機能
Chat GPTには、以下のような便利な機能があります。是非、利用場面に応じて活用してみて下さい。
①添付書面の読み込み:Chat GPT4には、書面の添付機能があります。添付した書面(Word・Excel・PowerPoint・PDF等)を読み込ませて、その内容を解説したり、要約することが可能です。
② Word・Excel・PowerPoint形式での回答:Chat GPTの回答をコピー&ペーストするのは意外と面倒なものです。そこで、「回答をWord形式でダウンロードできるようにして下さい。」と指示すると、 Word形式の書面を作成してくれます。
③採点&ブラッシュアップ機能:「導き出した回答を10点満点で採点し、回答が10点に近づくよう3回ブラッシュアップして下さい。」と指示すると、導き出した回答を自己採点し、自らブラッシュアップして、10点満点に近づける努力をします。
最後にまとめをさせていただきます。繰り返しとなりますが、 Chat GPTは正解ではなく、アドバイスやアイデアを求めるのに向いています。繰り返し行われるタスクや時間を肩代わりさせることで生産性が向上し、皆さんはより高度な思考や創造的なタスクに集中することができます。